金星の太陽面通過

曇りのち晴れという天気予報。
朝起きて、祈るような気持ちで窓の外を見たら曇ってました。
太陽がどこにあるかわかりません。
このままでは今日の「金星の太陽面通過」は観察できません。

朝食をたべたりしているうちに少しずつ晴れ間も出てきましたが、金星が太陽と重なり始める時刻になっても雲はかかったまま。
家を出る直前に一瞬太陽が顔を出したので慌てて日蝕グラスを使って観察したものの、薄雲がかかった状態だったので金星の影は確認出来ず…。
結局出勤するまでに雲が切れることはなく家での観察は断念せざるを得ませんでした。

でも天気は良くなる予報だし、ひょっとしたら仕事の合間に見られるかも…と思って日蝕グラスをカバンに入れて出勤しました。
ありがたいことに職場の方は快晴で、金星の影が太陽の中心に一番近づく10時半頃と、そろそろ終わりが近づいてくる13時過ぎに観察することができました。

太陽面にほくろのような小さい金星の影…。
金環食のような派手さはありませんでしたが、これはこれで感動的でした。
なかなか見ることのできない貴重な体験ができました。

次に観察できるのは105年後だそうです。
…これは無理だなあ…。