『コロラド・キッド』読了

新潮文庫から発刊された「ダーク・タワー」シリーズを購入し、応募券を送ると抽選で10,000名に「日本未発表で今後も発表されることはない」プレミアブックが当たるというキャンペーンがありました。
そのプレゼントが『コロラド・キッド』。
アメリカでペーパーバックのために書き下ろされた作品です。

そのキャンペーンで無事ゲット出来たわけですが、ようやく昨日読めました。
中身はミステリー…なのかな?
謎の多い事件の真相を追求しながら、その事件を解決させないで終わってしまう、何だか消化不良気味な結末でした。
しかし、キングはあとがきでこのように述懐します。
この物語のテーマは「謎」そのものなんだ、と。

事件の真相が明かされない、という点を除けば、やはりそこはキング。
物語にはぐいぐい引き込まれてしまいました。
そして改めて思います。
「世界はコロラド・キッドに満ちている」んだと。

The Colorado Kid (Hard Case Crime)

The Colorado Kid (Hard Case Crime)