『困ってるひと』読了

突然、原因も病名もわからない難病に冒された大学院生の著者。
その発病から検査、入院、そして在宅治療にうつるまでのお話です。
内容的には痛い、苦しい闘病記なのですが、さらーっと書かれているために重苦しく感じることなく読めてしまいます。
が、読み終わってからは考えさせられます。
病気の苦しさだけでなく、医療、福祉制度がもたらす精神的、肉体的苦しさ…。
著者にエールを送るとともに、このような現代日本のおかしな部分を何とかしないといけないのではと思わされました。

困ってるひと

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